2008 年日语能力考试 2 级读解文法 問題Ⅰ 日本は、1950年代後半から経済の成長がいちじるしく、供給がどんどん増加し、国民一人あたりの所得も上がってきました。この時期を境にして、需要と供給のバランスが逆転しました。現在の日本は完全に供給が過剰、需要が不足している時代です。 ものをつくる企業はこういうときにどうするでしょうか。なんとか買ってもらって、利益を生み出さねばなりません、他の企業に負けないで自分たちのつくった商品を買ってもらうためには、他とちがうこと、いわゆる差別化をしなければいけません。 (③)宣伝が必要になります。新聞の折れ込み広告、ダイレクトメール、テレビといったディアから毎日送られてるマーシャルを見るとわかります。コマーシャルを熱心にする商品ほど消費者のとりあいがはげしい商品といってよいでしょう。 供給過剰状態を解消するには、需要をつくり出せばよいわけです。ふつうの状態では消費者が 100のものを消費するところを、いろいろな工夫によって120と150とか、場合によっては、、200も 300も消費者が使うように仕向けます。あるいは、10年前使えるものを、2年、3年で新しいものに買い替えたいと思うようにもってゆきます。 こうして消費者が買った商品がいずれごみになるわけですから、ものをつくること・売ること、そして買うこと・使うことははごみを出すことになります。供給過剰を解消しようとする経済活動がそのままごみを増やす行為になっているわけです。 しかし、それだけではありません。商品を買うと、いっしょについてくるものがあります。包み紙や入れものです。デザイン、形や色を工夫して、それ自体で消費者の目をひくようにされています。商品の中身ではなく、外見でちがいを生み出そうとする生産者の努力が、ごみを増加させているのです。供給に対し、需要を増やそうとして実際それに成功しているのは(⑥)です。ごみを増やす主導権をとっているのは(⑦)ではなく(⑧)といえるでしょう。 問1「こういうとき」とはどういうときが。 1.生産が多すぎて、消費が尐ないとき 2.生産が尐なすぎて、消費が多い時 3.生産も消費も多すぎるとき 4.精算も消費も尐なすぎると 問2.「差別化」とあるが、どういうことか。 1.他の企業に負けないようにすること 2.他の企業の商品を軽く見て悪口を言うこと 3.他の企業の...